屋根形状は切妻屋根が一番良いのです!
こんにちは。
住まいづくりサポーター屋根係の神谷英嗣です。
住宅の屋根には様々な形状があるのはご存知ですか?
普段あまり屋根を見上げることって少ないから気にされたことはないかも知れませんね
こんなにたくさんの呼び名があるんです。
ビックリしましたか?
一般的なモノを少しだけご紹介しますね。
切妻屋根(きりつま)は長方形を半分に折って屋根を掛けたものです。
屋根の形というと皆さんこれを想像される方が多いと思います。
次の寄棟屋根(よせむね)も凄く多い屋根です。
棟と呼ばれる一段高くなってる部分が集まってくる形状です。
昔の和風建築で多かった入母屋屋根(いりもや)です。
最近は少なくなってきましたが、THE瓦っという雰囲気で僕は好きです。
そして最近太陽光発電の関係で増えてきているのが
片流れ屋根です。
南面に太陽光パネルを多く載せたいために、こうやって一枚屋根にするのでしょうね。
様々ありますが、僕が雨などのことを考えると切妻屋根が一番良いと思います。
やはり瓦に限らず、屋根の一番の使命は雨から家を守ること。
そのために一番良いのは切妻屋根です。
雨水をキレイに排出するためには真っ直ぐ水を流す形状が良いです。
棟部分に水が集まる可能性が棟5本の寄棟よりも棟1本の切妻屋根の方が少ないので比べると良いです。
さらに最近の建物では換気棟と呼ばれる屋根裏の熱を逃がす構造があるのですが、切妻の方が棟部分の長さが長いため、換気容量を取りやすいです。
片流れ屋根もカッコイイのですが、個人的にはこの部分の雨仕舞いが心配です。
か
片流れ屋根の裏の部分です。
壁に向かって傾斜がついているため、水が壁の方に走ってしまいます。
この部分の防水構造がきちんと行われてなければ、雨水の浸入を許す心配があります。
住宅会社様できちんと考えているので大丈夫だとは思いますが、個人的に相談されたら上記のようなことを考えて切妻屋根をオススメしてます。
このブログでは、思い切って私見を込めて書いていくと決めたので、一つの意見として参考にしていただければ幸いです。
もちろん切妻屋根以外の形状での仕事をいただいても、雨の浸入を防ぐためにきちんと施工しますからご安心下さい。
でも聞かれたら切妻屋根をオススメします!
以上、屋根形状のお話しでした。
実は2008年から前のブログをやってたんですが、一番読まれた記事だったんですよね。
屋根形状←以前のブログに飛びます
今アクセス解析をしても毎月トップ5に入ってくるくらい読まれてました。
それくらいみんな屋根形状に関して興味があるのだなと思い、書きました。
皆様の住まいづくりにお役立て下さい。