屋根から雨漏りしやすい場所 棟部
雨漏りと一言でいっても、様々な場所からの雨漏りが考えられます。
逆に屋根からだと思ってみたら、壁だったり、サッシ周りだったりといろんな原因があります。
今回は、棟部分の注意点を書きます。
上の写真の③番が本棟部(ほんむねぶ)と呼ばれます。
もう一つ同じく棟部と呼ばれる場所があります。
上の写真の②番の斜めの部分を隅棟部(すみむねぶ)と呼びます。
この棟部分はメインの瓦との間に隙間ができます。
そこを葺き土やシックイと呼ばれるもので、詰めてあります。
こちらは本棟部分の写真です。
J形瓦とのし瓦の間の部分に詰めてあるもの。
これが経年変化によって、剥がれ落ちてきてしまうことがあります。
こちらは隅棟部分のシックイの剥がれ写真です。
この写真に関しては、きちんと以前からある葺き土を取り除くことなく、シックイを重ね塗りしたために、劣化が速かったようです。
シックイ部分が抜け落ちてしまうと、隙間ができてしまうため、風を伴う雨が降った際にこの部分から雨水が入ってしまう可能性があります。
この下は、防水のシートがきちんと貼ってありますので、すぐ雨漏りするわけではありません。
しかし、こういう部分を見つけた場合は速やかに屋根工事業者さんにご相談下さい。
早目の対応をすることで、家も長持ちします。
修理の際には、必ず屋根工事業者さんにお願いして下さい。
屋根の修理は、やっぱり屋根専門店にお願いした方が良い。 - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ
↑先日のブログ記事ですが、このような修理をされてしまっては長持ちしません。
今回は、屋根からの雨漏りしやすい場所 棟部について書きました。
時々屋根を見上げていただきたいと私は思います。
目視で分かる部分が多いので、屋根のシックイ部分をちょっと気にかけてあげて下さい。
そしてプロの方に来ていただいた時に、ついでに他の部分も点検していただくのが良いと思います。
高所作業になりますので、自分で登ってチェックするのは危険です。
ご参考になればと思います。