住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ

三州瓦メーカー(株)山平のブログです。平板陶器瓦を中心に製造をしている会社です。

住宅のいろんな工法 鉄筋コンクリート造ってなんだろう?

住まいづくりサポーター屋根係のブログへようこそ。

元住宅営業マンだった私が工法を一つ一つ説明する企画第6弾です。

大きく分けると全部で6つの工法がありますが、全体の説明は下記より参照下さい。

住宅にはいろんな工法があるけど、どの工法がいいんだろう? - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ

これで最終章になります!!!

 

今回は6.鉄筋コンクリート造について説明します。

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鉄筋コンクリート造は鉄とコンクリートの良さをプラスした設計の自由度が高い頑丈な家です。

 

構造

鉄には引っ張りに強く圧縮に弱いという性質があり、コンクリートには圧縮に強く引っ張りに弱いという性質があります。

そこで、鉄筋と呼ばれる鉄の棒でコンクリートを補強して互いの弱点を補い、より高い強度を生み出したものが鉄筋コンクリート造です。

コンパネといわれる型枠内に鉄筋を規定に従って並べて、コンクリートを流し込み、基礎から屋上までを一体化してつくります。

 

チェックポイント

  • 建築費用が高く、工期もかなりかかります。
  • コンクリートを流し込むときの施工が悪いと強度が弱くなる恐れがあるので、現場監理が徹底していないと不安が残ります。
  • コンクリート内の水分が室内外に出てくるので、結露やカビ対策を十分に行う必要があります。

 

まとめ(私見たっぷり)

高層建築などは強度のこともあり、鉄筋コンクリートの建物がほとんどです。

リフォームはできないと思った方が良いでしょう。

コンクリートの壁ですから、大がかりな工事になってしまいます。

コンクリート打ちっ放しの建物は最初はカッコイイですが、汚れやシミが出やすいので年数が経つと汚れが目立ちます。

輻射熱というものがあり、夏場の日射で温められたコンクリートが熱をそのまま持ってしまうため、夜になっても熱いです。

間取りや空間の自由度の高さは素晴らしい。

そして若い頃一度はコンクリート打ちっ放しに憧れるくらいカッコイイ。

 

個人的には日本の普通の住まいにはオススメしません。

あくまで個人的な思いですので、ご容赦下さい。