職人の腕の見せどころ!「技能グランプリ 福島大会」
職人さん達にとって2年に一度開催される技能グランプリはとても由緒ある大会なんです。
全国各地の熟練技能者の方々が集まり、様々な技能の日本一を競い合うこの大会、開催元は厚生労働省及び中央職業能力開発協会、社団法人全国技能士会連合会の共催による、国からも認められた大会なのです。
熟練者だけではなく、23歳以下のこれから伸びていく青年技能者を対象とした技能五輪全国大会や技能五輪世界大会もあり、技術向上の後押しとなっています。
技術者のモチベーションアップや、技術の披露の場として「技能グランプリ」は欠かすことのできない大会です。
技能グランプリ : 中央職業能力開発協会(JAVADA)←詳しくはこちらから
以前の技能グランプリでの「かわらぶき」競技会場写真です。
富山の瓦、屋根工事を考える 釈永瓦工務店←釈永さんのところから画像をお借りしてます。
全部で30にもなるそれぞれの職種での技能日本一を決める大会です。
屋根工事をはじめ、皆さんの暮らしを支える「家」「住まい」を作るには『技術』というものは、欠かすことがえきない重要なスキルです。
その技術の向上のため、明日から福島県郡山市ユラックス熱海で『技能グランプリ2014福島大会』が開催されます。
今年は全体開催の年ではなく、「かわらぶき」の単独開催の年になります。
技能グランプリ2014 福島大会 - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ←先日の記事です。
私としては、この技能グランプリというものは、技術だけを競い合う場として捉えて欲しくないと思っています。
ここからは私見たっぷりで書きますのでご容赦下さい。
技術の鍛錬は・・・お客様の笑顔につながるものです。
確かに瓦屋根の仕事は、普段お客様に気にかけてもらうことは少ないけれども、実はとても大切な仕事だという自負を持ってほしいなと思います。
家というのは家族の生活を守るもの。
その中でも屋根はとても大切です。
屋根がなければ空からの雨などの自然現象から守れません。
屋根のない家なんて考えたことがないので、想像しにくいですよね。
雨が降るたびに雨漏りがするようでは、安心して生活できませんよね?
家の中で安心して生活できるのも屋根工事業の皆さんの技術のたまものです。
普段職人さん達は無口だったり、多くを語ることはあまりありません。
昔ながらの日本人気質・職人気質の方が多いせいですが・・・
しかし内に情熱を秘めて仕事をしてくれています。
それは確かに言えることです。
普段、内に秘めた想いを技術で表す大会、それが技能グランプリだと思います。
実際にはこの技能グランプリで優勝したからといって、仕事が増えたり依頼が増えたりするわけではないようですが、もっとこの事実は世間の皆様に知ってもらいたいと私は考えています。
現場で見るとやはり上手い職人さんとそうじゃない方の差って見えないところであります。
簡単にいうと、瓦を葺いた際に縦・横だけじゃなく斜めの部分まで線がピシっと通っているとか
キレイな線のピシっと通った屋根はやはりイイですね。
見た目って大事ですからね。
こういった職人仕事の素晴らしさを一人でも多くの方に知って欲しいんです。
福島県にお住まいの方、近隣に住まいの方、お時間がありましたら、ぜひお立ち寄りいただけたらと思います。
栄えある優勝は誰の手に!
楽しみです。
私も15日(土)~16日(日)まで会場にて、選手達の熱い闘いを感じてきます。
今回はできるだけ動画も撮って音までお伝えできればと思ってます。
お楽しみにしていて下さい。