住宅のいろんな工法 ユニット工法ってどんな工法なんだろう?
住まいづくりサポーター屋根係のブログへようこそ。
元住宅営業マンだった私が工法を一つ一つ説明する企画第四弾です。。
大きく分けると全部で6つの工法がありますが、全体の説明は下記より参照下さい。
住宅にはいろんな工法があるけど、どの工法がいいんだろう? - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ
今回は4.ユニット工法について説明します。
ユニット工法は工場でつくられた箱部屋を現場で組み立てる合理的な工法です。
構造
ユニット工法は、工場でルームユニットを生産して、現場で各ユニットをボルトで連結していくとてもシステマティックな工法です。
あらかじめ電気配線などの設備を組み込んだ機能別のユニットがあり、家全体の70~80%が工場で生産されます。
また、ユニット工法には、軽量鉄骨系のラーメン構造や、木質系の木質ツーバイフォーユニットがあります。
特長
大半が工場生産のため、品質が安定しているのが特長です。
立て方はとても簡単で、基礎の上にクレーンで吊るしたユニットを置いて接続するだけ。
施工のばらつきもありません。
工期は非常に短く、標準で40日~60日程度で済みます。
チェックポイント
- ユニットを工場から輸送するため、広い道路が必要です。
- 大型のユニットを組み合わせた工法なので、プランニングの自由度や将来の増改築が難しくなります。
- ユニットの接合部の内壁が二重になるために、スペースのムダが発生します。
まとめ(私見たっぷり)
工場生産部分が大部分なので、品質の安定は一番。
現場での施工ムラはほぼ発生しない。
家電を買うような感覚なのではないでしょうか。
家を一緒に建てていく感覚はありません。
箱のような工法ですので、ツーバイフォーや木質パネル工法と同じく間取りの制約、リフォームなどの増改築には不向きです。