日本独自の単位 尺貫法は意外と身近に転がっている
日本には日本独自の寸法や重さなどの単位があることは知っているけども、長さのイメージが出来ないってこと多いですよね。
尺貫法(しゃっかんほう)と呼ばれます。
外国にもいろんな独自の単位があります。
たとえば、フィートとかインチとかあります。
1フィートは30.4センチで足の大きさを基準にしてるそうです。
しかし30センチの足って大きいですよね(笑)。
ゴルフをプレーする方ですと、なじみがあるのはヤードとインチですね。
1ヤードは91.44センチですなので300ヤードは274.32Mです。
6インチルールなんてのがあったりしますが、1インチ=2.54センチなので15.24センチ動かしていいという救済ルールもあります。
話が脱線してしまいましたが、日本独自の単位でしたね。
お酒を飲まれる方だと、1升瓶とか2合などは馴染みが深いですよね。
1合は約180.39mlであり、1升は約1.8039lです。
おっとっと、話を戻したはずが戻り切りませんでした(笑)。
さてさて、建築の世界にも尺貫法の単位が残っています。
よく耳にされるのが、坪(つぼ)という単位じゃないでしょうか?
この土地って何坪なの?とか建坪は50坪です。とか
1坪=約3.3㎡で計算されます。
3.3㎡ってイメージが湧きませんよね?
そんな場合は、タタミをイメージして下さい。
畳にもいろんな寸法があるのですが、それは少し置いておきます。
畳を使った単位で帖(じょう)という単位があります。
6帖の和室とか聞いたことがありますよね。
さて、坪というのはタタミ2枚分のスペースのことなのです。
1坪=2帖です。
畳の長手寸法は1間(けん)と呼ばれますが約1820mmとなります。
これが間口(まぐち)はどれだけ?っと言われたりする時の基準なんです。
家の間口は4間です。ってことは7.28mということになります。
1坪はこの1間×1間=1.82×1.82=約3.3㎡となります。
私達の瓦業界では、もう少し小さい単位の尺(しゃく)・寸(すん)がよく使われます。
1尺=30.3センチです。
軒の出は2尺だから。と言われますが、軒の出寸法60.6センチってことです。
余談ですが、童謡で「アルプス1万尺~♪」っとありますが、約3000m級のアルプス山脈ってことですね。
シックリきましたでしょうか?(笑)
そして寸(すん)ですが、1寸=3.03センチなんです。
こちらは童話で「一寸法師」ってありますが、約3センチの小さな方だったんですね。
私達の日常の周りにも気をつけてみると、日本独自の尺貫法がたくさんありますね。
日本独自の文化に興味をお持ちいただけたら嬉しいです。