南欧風•プロヴァンス風住宅に合う屋根瓦
住宅のスタイルの中で、南欧風・プロヴァンス風というジャンルがあります。
これはフランスのプロヴァンス地方に多い建物のスタイルを真似たスタイルの建物のことです。
白い壁に、赤系の少し屋根に色のムラがある青い空に似合うスタイルですね。
フランス・イタリア・スペインなどのヨーロッパの街並みをイメージしたスタイルの総称だと思っていただければと思います。
その建物の風合いを出すために欠かせないのが、白っぽい壁と赤系の瓦屋根です。
実はヨーロッパにも瓦屋根がたくさんあります。
日本にもヨーロッパから輸入された輸入瓦というものがあります。
一例ですが、ローマン12という輸入瓦です。
青い空に白い壁と赤い屋根が映えますねぇ~。
私達がこの輸入瓦をモチーフにして製造している商品でSLという瓦があります。
輸入瓦を依頼により施工した際に日本製で改良して作れないか?
っという声をいただき、改良していったのがSL瓦です。
改良点1 防災機能
防災機能とは、瓦同士が噛み合う構造を持たせることにより、風によるめくれ上がりを緩和するための構造のことです。
この画像は右上の瓦を左下の瓦が噛合せて押さえる部分の写真です。
実際には隠れてしまう部分ですが、赤丸の部分のことです。
やはり日本ですから台風などの風のことを考えてこの機能をつけました。
改良点2 瓦のサイズ
輸入瓦にも様々なサイズがありますが、小さ目のサイズにしてあります。
ヨーロッパの建物に比べると日本の建物の方が少し小ぶりなことが多いため、建物全体のバランスを考えて少し小ぶりにしています。
例えば、ローマン12と比べますと
働き長 ローマン 370mm SL 353mm
働き巾 ローマン 225mm SL 200mm
ほんのちょっとのことなのですが、コダワリポイントです。
屋根の陰影を強調することができると思っています。
輸入瓦の独特のラフさは土の質感の差なのかなと思います。
日本の土の方がキメが細かくて、あのラフさが出しづらいんですね。
日本製の方がキッチリしてる感じです。
いい意味でのキッチリしてない質感が輸入瓦の魅力ですね。
色の付け方もファッションの国ならではの色づけは素晴らしいなと思います。
それぞれの良いところがあるので見比べていただければと思います。
プロヴァンス風の柔らかな温かみのある家っていいですね。
今日は少し商品のことを書きましたが、参考にしてして下さいませ。
参考