住宅のいろんな工法 木質パネル工法ってなんだろう?
住まいづくりサポーター屋根係のブログへようこそ。
元住宅営業マンだった私が工法を一つ一つ説明する企画の第3弾です。
大きく分けると全部で6つの工法がありますが、全体の説明は下記より参照下さい。
住宅にはいろんな工法があるけど、どの工法がいいんだろう? - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ
今回は3.木質パネル工法について説明します。
木質パネル工法は、壁・床・天井を6枚のパネルで構成する家です。
構造
柱や梁は使わないで、床、壁、天井を組み合わせた6枚のパネルで構成する構造になっています。
基本的には、ツーバイフォー工法と同じですが、ハウスメーカーで自社開発して工場生産されるパネルを使うところが、ツーバイフォー工法とは異なります。
特長
6枚の木質パネルからなる一体構造なので、ツーバイフォー工法と同様に、耐震性、断熱性、気密性に優れています。
また、工場で生産された木質パネルを現場で組み立てるため、品質のばらつきが少なく、工期も短いのが特長です。
チェックポイント
- 6つのパネル自体が構造体になっているために、ツーバイフォー工法と同様に、プランニングの自由度や大きな窓が取りづらいなどの制約があります。
- パネルの接着剤は、現場で塗られる工程のため、天候や施工によるムラの不安があります。
- パネルが大きいのでクレーンが必要です。そのため、道路が広くないと施工できません。
まとめ(私見たっぷり)
地震に強く、工期が速いのが特長です。(気づいたらもう建ってたくらいの勢いです)
やはり壁自体が構造体となっているので、壁を抜いてしまうと構造強度のバランスが悪くなることも考えられるため、リフォームには不向きです。
簡単にいうと積み木のようなイメージでどんどん出来上がっていきます。