空手の瓦割りで瓦が割れる本当の理由
和瓦で説明していきます。
このタイプの瓦(桟瓦)は割れませんから絶対やっちゃダメです!
のし瓦は棟部分に使う瓦で割って使う瓦なのです

のし瓦はこういう形状の瓦です。
ひっくり返すと真ん中に線が入っているのが見えますよね?
この線が入っているから割る時にキレイに割れるのです。
割ったのし瓦の使う場所
屋根の一番高い部分のことを棟部(むねぶ)と言うのですが、そこに積み上げて使います。
なんで割る必要があったの?
これは製造上の問題なんです。
割った状態の小さくて長方形な形状だと焼きにくいんです。
2つをつなげた状態にすると立てて焼くことができるため生産効率が良くなります。
そして現場で簡単に割って使えるようにと線が入れてあります。
先日記事にもした葺師さんの職人道具ゲンノウで真ん中部分をカンカンとやって割ります。
瓦を施工するための職人の道具。瓦用金槌は『玄翁(ゲンノウ)』と呼ばれてます。 - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ
誰でも割れるの?
ゲンノウを使えば簡単に割れます。
さらに今回のこの撮影で使った瓦は特別に割れやすく作ってある瓦です。
同じように瓦割り用に加工された物を私が試した画像がありますので、ご覧ください。
一枚ですと・・・
座ってやっても割れます(笑)
5枚になるとちょっと気合いてチャレンジ。
余裕の笑顔。
見て分かる通り、スーツ着てコートも来た状態で割れるくらいです(笑)。
瓦割り用に割れやすく加工されてるので、女性でも楽しめます。
まとめ
空手の試し割りで使う「のし瓦」はもともと割って使うための瓦である。
普通の桟瓦と呼ばれる瓦などは、割れないのでチャレンジしちゃダメ。
「のし瓦」でも素手で割るのは痛いから素人のチャレンジはオススメしません。
どうしてもやってみたい方は瓦割り専用の瓦にてチャレンジして下さい。
おまけ
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石川商店:瓦割りチャレンジ 私の親戚の屋根工事店さんがやってます。
私がチャレンジしているのは石川商店さんの事務所前です。
割ると意外に気持ちいいので、機会があったらチャレンジして下さい。