2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
以前軒先瓦の種類について書いてみたのですが、今回は袖瓦についてお伝えしたいと思います。 J形瓦(和瓦)のバリエーションについて書いてみます。 実はJ形瓦はいろんな場所でオリジナリティを出すことができる瓦なのです。 袖瓦ってどこの部分? 袖部分に…
私たち瓦業界も昔は三州瓦の組合でCMをしていた時代があります。 私が覚えているのは、植木等さんと、谷啓さんの共演したCMです。 かわらぬ仲間、かわらぬ瓦。 それでは、YOUTUBEで見つけましたのでどうぞ。 30s 植木等 谷啓 CM 2003年 三州瓦 - YouTube 何…
屋根工事の流れは、私達にとっては当たり前のことですが、どういう流れになるのか初めての方は不安なのだと思います。 この流れを知って少しでも安心していただきたいと思って、書いてみます。 屋根の全面葺き替え工事に関しての流れで説明します。 今屋根に…
街を歩いていても、ついつい屋根を見てしまう私ですが、お店の玄関先もちょっと瓦があるだけで雰囲気が変わります。先日も東京の商店街でも見つけたのでパシャリ。名古屋の駅前でも見つけたのでパシャリ。入口の上に本のちょっと瓦が使われているだけですが…
最近デザイナーズ住宅などで、軒の出がない家が増えてきている気がします。 そこで、軒先の出がない家のメリット・デメリットについて考えてみました。 一長一短ありますが、各家庭によって状況が違いますので、この点を踏まえて判断をする際の参考にしてい…
瓦にも色の流行があり、瓦の色によって年代が分かるものもあります。 色の名前で言いますと、青緑(せいろく)・青銅(せいどう)・マロンピンク。 これは約30年ほど前に非常に多かった色です。 青緑(せいろく)色 これが青緑色の一枚の画像です。 青色の瓦…
棟の部分には瓦同士の間の空間を埋めるために漆喰(しっくい)や、ナンバンと呼ばれる物や土が防水のために詰められています。 地域によってはモルタルを混ぜることもあります。 この漆喰がないと雨が入ってしまうことがあるために、雨水のの侵入を防ぐため…
今後しばらく、屋根の修理、屋根のリフォームについて書いていこうと思います。屋根の修理は、分からないことだらけだと思います。その困りごとの解決のヒントになればと思います。瓦は一枚からでも交換できます。上の写真のように、何かの衝撃などで一枚だ…
地元の鬼瓦の職人(鬼師)さんの工房に寄らせてもらって聞いた話です。 何気なく鬼瓦を見ていると・・・ カッコイイなぁ~。 あれ? よく見るとハート型がある! なんでこんなにカワイイハート型が付いてるんでしょうねぇ? 以前から思っていた素朴な疑問を…
瓦と一口に言っても様々な種類があるのです。 具体的に言うとJ形・S形・F形。 ①J形瓦とは J形は昔ながらの和風の瓦のことです。 和瓦とか和形とも呼ばれます。 和風、JapaneseのJを取ってJ形と呼ばれます。 ②S形瓦とは アルファベットのSの字のような瓦とい…
新築をした際に、たまに起きる現象なのですが、いぶし瓦に赤い点々が出ることがあります。 いきなり赤い点々を発見してしまうと心配になりますよね。 これは、赤錆(あかさび)という現象で、鉄分の多い土が表面に浮き上がって酸化したものです。 でも、ご安…
瓦の特性について書かせていただいた記事があるのですが、対処法も少し書かせていただこうと思います。 粘土瓦の特性について 知っておいていただきたいこと - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ 赤錆(あかさび)に関してですが、いぶし瓦は粘土に含…
とある友人の不動産屋さんのブログ記事を見てビックリしました。 世間は4月から消費税も8%になったという記事が多い中にこんな記事があってビックリ。 なぜ土地には消費税はかからないのでしょうか? それは土地は消費するものではないからです。 土地は資…
茨城県にお住まいの方から多数のアンケートをいただいた中から様々なことが見えてきました。 プラスの意見としては 外観の美しさ 耐久性 夏涼しくて冬暖かい この3点が多かった意見でした。 一般の方の瓦に対するアンケート結果を見ていて元気づけられました…
前回は屋根の部位名称(切妻屋根の部位)をお伝えしましたが、今回は寄棟屋根(よせむねやね)の部位名称です。 その前に屋根の形(屋根形状)のおさらいもしておきましょう。 今回は、左上2番目の寄棟屋根(よせむねやね)を例に説明します。 ↓屋根形状に関…
屋根と一口で言われることがあるのですが、屋根の場所ごとの用途に合わせた瓦があります。 瓦の一番先のところ・・・とか一段高くなってるところ・・・ だいたい分かるのですが、場所の名前が分かると電話でも話が速いことが多いです。 っということで、屋根…
住宅会社さんとお話をしていると「ウチはメーターモジュールだからさぁ~」なんて言われて、「なんだろう?」って思われたことはありませんか?モジュールって何?モジュールとは基準寸法のことです。間取りなどを考える際に、方眼紙を使うことが多いのです…
日本には日本独自の寸法や重さなどの単位があることは知っているけども、長さのイメージが出来ないってこと多いですよね。 尺貫法(しゃっかんほう)と呼ばれます。 外国にもいろんな独自の単位があります。 たとえば、フィートとかインチとかあります。 1…
「瓦にヒビが入っているんだけど」っとお問合せがくることがあるのですが、貫入(かんにゅう)という現象の場合があります。 こういった瓦の表面に小さいヒビが入ったような現象です。 これは瓦の素材である粘土と、表面に塗られている釉薬との熱による収縮…
3月に瓦製造の組合で茨城県にお住まいの方へ瓦に対する声をお聞かせいただきたいとアンケート広告をやらせていただきました。 地震に対する誤解があるのではないかということで、ガイドライン工法のPRも兼ねての広告です。 いただいたアンケート結果を再度見…
瓦屋根の良いところをたくさんお伝えしてきたのですが、瓦には天然素材だからこその特性があります。 弱点とは違って特性と敢えて言わせて下さい。 そして天然素材の土を使っているからこそ起きる特性についてご理解いただければと思います。 瓦は天然素材の…
3月に東京ビッグサイトにて開催された建築建材展2014に出展した際に作った動画がやっと入手できました! メイン通りに面したこの大きな瓦屋根の下で流していた動画です。 MCの方が話をしてくれたプレゼンテーションも評判が良かったのですが、こちらの動画も…
瓦ってどうやって作っているんだろう? 私にとっては小さい頃から見ている光景ですが、普通は想像つきませんよね。 今回は写真を使いながら工場見学気分を味わっていただきたいと思います。 まずは粘土をダンプからホッパーと呼ばれる供給機に入れます。 一…
設計士の方から「瓦の不燃材料認定番号を教えて下さい」と質問を受けることがあります。 実は、瓦には不燃材料認定番号はありません。 なぜならば・・・ 燃えないからです(笑) どういうことかと言いますと、三州瓦は最高温度1,120~1,150℃という高温で焼き上…
春になってお花見シーズン到来ですね。 私の住む愛知県は今週がピークだったと思います。 まだ北の方ではこれからかも知れませんね。 そうやって考えると私のように出張の多い仕事はまだ桜の花と出会うことができるかも知れませんね。 さて、私は花見に行く…
今日は私達瓦のプロが見てコダワリを感じる屋根の部分について書きます。 コレを読んで興味を持って屋根を見てくれるようなったら嬉しいです。 分かってくると、様々なモノが目に入ってきて面白くなりますよ。 職業柄いろんなお家に行くとついつい屋根を見て…
ここのところ、瓦の歴史関係を調べていたら大岡越前守忠相の名前が出てきました。 時代劇と言えば、大岡越前と言われるくらいの人気番組でしたから見たことがある方は多いですよね。 私も祖父母が大好きでよく一緒に見ていた記憶があります。 さてさて、瓦と…
先日の展示会でもよく言われたのですが・・・ 「三州瓦っていう会社名だと思ってました。」 確かにこれだけ「三州瓦!!!」っとPRしてあるとそう思っちゃいますよね。 私達の会社名は聞いたことないけど、「三州瓦」は聞いたことあるよと言っていただけます…
住宅を計画している時はついつい室内のことにばかり目がいきがちですが、外観って実はとても大事なんです。もちろん住居内のことは家族が過ごすスペースとして大事です。しかし外観は私的な要素だけでなく公的要素も含んでいることを忘れてはいけません。外…
先日、業界紙に私達の作成したカタログの件が掲載されました! っと売り込みモードに感じるかも知れませんが、私達の想いはまた違ったところにあります。 メーカーカタログ消費者向け好評 改修促進 製工の思惑一致 っと書いていただいておりますが、私達の想…