住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ

三州瓦メーカー(株)山平のブログです。平板陶器瓦を中心に製造をしている会社です。

屋根の場所ごとの呼び方 それぞれの場所に合わせた瓦があります。(寄棟屋根の部位)

前回は屋根の部位名称(切妻屋根の部位)をお伝えしましたが、今回は寄棟屋根(よせむねやね)の部位名称です。

 

その前に屋根の形(屋根形状)のおさらいもしておきましょう。

f:id:jovi1kamiya:20140410103910j:plain

今回は、左上2番目の寄棟屋根(よせむねやね)を例に説明します。

↓屋根形状に関する以前のブログもご覧ください。

屋根形状は切妻屋根が一番良いのです! - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ

 

寄棟屋根(よせむねやね)の部位名称f:id:jovi1kamiya:20140410105133j:plain

色分けして番号をつけてみました。

①軒部(のきぶ)

一番先端の部分です。軒先(のきさき)とも呼ばれます。F形瓦の場合は平部と同じ瓦を使います。

②隅棟部(すみむねぶ)

寄棟屋根の斜めの部分。棟と呼ばれる一段高いところの部分で、隅の方の山折り部分です。

③大棟部(おおむねぶ)

屋根の一番高い部分です。棟瓦と呼ばれる瓦を使います。隅棟と違って地面と平行の部分です。

④平部(ひらぶ)

屋根面のメインの部分です。桟瓦(さんがわら)と呼ばれる瓦を使います。カタログに載っている瓦はこの桟瓦です。

 

④の部分に使うメインの瓦を桟瓦(さんがわら)と呼びます。

①②③部分の瓦を役瓦(やくがわら)と呼びます。桟瓦以外の部分の瓦が役瓦です。

 

参考にしていただければと思います。