谷部分からの雨漏りの原因 谷樋の穴あき
今回は屋根の修理の中でもよくある谷樋(たにとい)について書きます。
谷ってどこなの?
まず谷の場所ですが、屋根の合わさる部分で谷折りのところです。
っといってもなかなかイメージできないので、写真で説明しますね。
この写真で言うと④の部分です。
そこは斜めになるので、瓦をカットして合わせて施工されています。
瓦同士はきちっとくっつきませんので、谷樋(たにどい)とか谷板金(たにばんきん)と呼ばれるものを施工してあります。
樋のように雨を受けて下の本当の樋の方まで流していきます。
谷樋の穴あき
長年の雨による浸食や最近の酸性雨の影響により穴が開いてしまうことがあるんです。
そして、それが原因で雨漏りする場合があります。
写真で説明しますね。
写真の赤丸の部分が谷樋の穴あき場所です。
ちょうど水が一点であの場所にポタポタと落ちるポイントです。
金属に水ごときで穴が開くのか?って思うかも知れませんが・・・
コンクリートや石だって同じ場所にポタポタと何年も水滴が落ち続けたら穴が段々と掘れてきてしまうのはイメージできますでしょうか?
ちょうどいい画像がなくてごめんなさい。
実際には穴が開くことがあります!
これは事実です。
開いてしまったら雨漏りの原因になってしまうことがあるので、ご注意ください。
開いてしまったのをみつけた場合は、この谷部分の瓦を少し剥がして、この谷樋を新しいものに付け替えることをオススメします。
コーキングで簡易的に直すことはできますが、コーキングは柔らかいので、同じ場所に水が落ち続ければ段々とすり減ってしまいます。
谷樋だけの原因で屋根を葺き替える必要はないと思います。
交換で十分です。
自分たちで見える部分は目視をしていただえれば大丈夫です。
穴が開いてる部分を見つけたら、プロの屋根工事店さんにご相談下さい。
目に見えない部分は、たとえばシックイ工事の時の現地調査の際に一緒に見てもらうようにして下さい。
屋根の棟部分の白い詰め物が取れてきた時の修理 - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ
↑シックイについて以前書いたブログ記事です。
以上、谷樋の穴あき部分の屋根修理について書かせていただきました。
参考にしていただければと思います。