住まいの入口である玄関の話 親子ドアって?
普段あまり気にして使ってはいないけれども、一戸建て住宅を建てる際には検討する必要のある玄関ドアについて書いてみます。
玄関ドアにも実はいろんな種類があるんです。
商品もたくさんありますが、ここではタイプ分けについてお話ししますね。
大きくは4つに分けることができます。
片開きドア、親子ドア、両開きドア、引戸(ひきど)。
え?親子ドアって何?
一つずつ画像も使って説明しますね。
片開きドア
これが一般的な片方に開くタイプで片開きドアと言われます。
アパートなどの玄関はほぼコレです。
理由は・・・お値打ちだからです(笑)。
片方だけに開きますので、開く方向もちゃんと考えておかないとマズイことになるのでご注意を!
親子ドア
片開きのドアの横に小さいドアのような部分がありここも開くことができます。
普段は使いませんが、大きな荷物などを家に入れる時などには重宝します。
大きいドアと小さいドアがまるで親子のようだということで、親子ドアと言われています。
個人的にはドアならば、このタイプが好きです。
両開き・観音開き(かんのんびらき)
文字通り両方とも開くドアです。
とは言っても使用するのは主に片方のドアだけですが、存在感は抜群です。
両方とも開くことができるので、親子ドアよりもさらに広く開くことができます。
両方とも開けておくと凄く重厚感があって、開放感もあり素敵です。
豪邸って感じを受けますね。
引戸(ひきど)
日本に古くからある横に引いて開けるタイプのドア?玄関です。
日本にはドアは昔はありませんから、全てこのタイプの玄関でしたよね。
どちらからも開けることができるのも特徴です。
また大きな荷物を運びこむ時には、戸を外して広く使うこともできます。
私の実家も引戸ですので、大掃除や家具の入れ替えの時は戸を外してましたね。
以上が大きく分けた玄関ドアの説明となります。
最近では引戸は和風の住宅を建てる時にしか使われないようになってきてしまっている気がしますが、両手に荷物を持っている時などには凄く便利です。
さらには洋風な建物にも合うようなオシャレな引戸もでてきています。
価格も様々ありますが、家の顔ともいえる玄関です。
大切なお客さんを迎え入れるところですので、少しこだわってもいいのではないでしょうか?
オマケ
こちらは勝手口(かってぐち)のドアですが、最近?っというか10年くらい前からこういったタイプが多いです。
実はガラス部分が上と下で分かれており、カギを掛けた状態でガラス面を少し開けることができ、風を取り入れることができます。
採風タイプと呼ばれるものです。
新入社員で入社した住宅会社で初めて見て、一番衝撃を受けた勝手口ドアでした。
最近はカギを回さなくても電子制御だったり指紋認証だったり様々な防犯ドアがありますよね。
私はドアよりもご近所さんとの関係性を深める方が防犯にはなると思うんですね。
機械も確かに正確ですが、人の温かみとか優しさとかの方が大事だと思うんですね。
昔だったら、お隣さんに数日旅行に行くので留守の間お願いしますね。
なんて言って出掛けた気がします。
お花に水やりなんてやってくれちゃったり。
最近では、いらんおせっかいをしてはいけないからと言って見て見ぬふりも多いと聞きます。
ご近所さん・お隣さんとの関係性・つながりを深めるいい機会になったらいいなと思います。