いぶし瓦で新築をした際に赤い点々が発生したときの対応。
新築をした際に、たまに起きる現象なのですが、いぶし瓦に赤い点々が出ることがあります。
いきなり赤い点々を発見してしまうと心配になりますよね。
これは、赤錆(あかさび)という現象で、鉄分の多い土が表面に浮き上がって酸化したものです。
でも、ご安心下さい。
このいぶし瓦の鉄分で発生した赤錆は、雨などで段々流れていき、目立たなくなります。
半年くらいすると赤錆は取れていきます。
そののち、いぶし瓦独特の経年変化で屋根に風合いが出てきます。
これを古美る(ふるびる)と業界では言います。
この経年変化で屋根に陰影が出るのがいぶし瓦の魅力です。
そうは言っても、どうしても気になる、どうしてもすぐ除去したい場合は溶剤で対応することも可能です。
しかし、いぶし瓦の表面の炭素被膜を傷める可能性もあるので、あまりオススメはしません。
自然素材の瓦だからこそ、こうした現象も起こることはありますが、長い目で見守っていただけたら嬉しいです。
それでもどうしても不安に思われる方は、ご相談下さいませ。