住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ

三州瓦メーカー(株)山平のブログです。平板陶器瓦を中心に製造をしている会社です。

一般の方の瓦に対するアンケート結果を見ていて元気づけられました。

3月に瓦製造の組合で茨城県にお住まいの方へ瓦に対する声をお聞かせいただきたいとアンケート広告をやらせていただきました。

地震に対する誤解があるのではないかということで、ガイドライン工法のPRも兼ねての広告です。

いただいたアンケート結果を再度見つめていると様々な答えの中に共通点が見えてきました。

アンケート総数97件あり、様々なプラスとマイナスのご意見がありました。

 

瓦の良いところとしては大きくは3つにまとめることができました。

  1. 外観の美しさ
  2. 耐久性
  3. 夏涼しくて冬暖かい

1.外観の美しさ

一番多かったのが見た目に関する評価でした。

言葉はそれぞれ違いますが、読んでいても嬉しくなってきました。

重厚感がある、安らぎを感じる、カッコイイ、これぞ日本、落ち着く、品格がある、見た目がいい、スッキリした印象、インパクトがある、などなど。

言葉は違えども、それぞれに日本人らしい美意識を感じました。

そして屋根の美しく表現する言葉もこんなにあるのだと嬉しくなってしまいました。

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きっとこういうJ形(和瓦)をイメージされて重厚感と言っていただけたのかと思います。

確かに美しい。重厚感もあり、品格も感じます。

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スッキリした印象というのは、おそらくF形瓦のスッキリしたラインなどを感じていただけたのかなと思っています。

やはり外観は住宅の顔ですから、お家の風格を決める素材として瓦は必要だと感じます。

嬉しいです。

2.耐久性

色の耐久性のコメントをたくさんいただきました。

瓦は色の変化がなく、美しさを保つ、他の屋根材では色の塗り替えの費用がかかるとか、瓦の長所を凄くご理解いただけてるのだと嬉しくなりました。

カタログなどの私達からの情報ではなく、実生活においてのご意見なのでしょうね。

釉薬の耐久性のこととかどうしても私達は難しい言葉、説明をしてしまいがちなのですが、アンケートのようにシンプルな答えが一番ですね。

3.夏涼しくて冬暖かい

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特に夏涼しいという言葉が多かったです。

断熱効果とか断熱性能という言葉ではなく、この日々の生活から来る言葉の重みを感じました。

断熱層や通気のことなど分からなくても住んでみて違いが分かる、感じる瓦の良いところですね。

この瓦屋根の夏涼しくて冬暖かいというのは、住んでみないと分からないけど一番大事なんだと思います。

長年ずっと住み続ける住宅ですから、家の中が快適でなければ居心地良くないですもんね。

私もずっと瓦屋根の家に小さい頃から住んでいたのですが、初めて一人暮らしをしてアパートに住んで感じたことでした。

特に2階建ての2階の部屋だったので余計に暑さを感じました。

やはり暑い夏もある日本には瓦屋根が一番良い屋根材だと私は思います。

 

まとめ

瓦屋根に対するアンケート結果で良いところとして多いのは

  1. 外観の美しさ
  2. 耐久性
  3. 夏涼しくて冬暖かい

この3つの意見が圧倒的に多かった。

四季のある日本には瓦屋根が一番良い屋根材だと思います。