住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ

三州瓦メーカー(株)山平のブログです。平板陶器瓦を中心に製造をしている会社です。

火事から住まいを守る屋根材があった

前回の火事の延焼から守るために作られた「うだつ」。

瓦屋根は富の象徴でもあった うだつの上がらない男の語源 - 住まいづくりサポーター屋根係の瓦ブログ

そもそも、なぜ「うだつ」に瓦が使われたのか?

瓦は不燃材だから

簡単に言うと燃えないからです。

瓦は最高温度1120~1150度で焼き上げられるため、隣家の火事からの飛び火を防ぎます。

だから延焼を防ぐための「うだつ」にも採用されたんです。

 

ここで一つ豆知識ですが、不燃材認定番号ってご存知ですか?

これは国土交通省が建材などの燃えにくさの基準を超えたものを認定する際の番号です。

20分防火とか、いろいろ基準があるようです。

この不燃材認定番号は試験があって、それを通らなければもらえません。

 

でも、瓦には不燃材認定番号ってないんですよ。

なぜなら・・・燃えるわけがないからです。

不燃材かどうかを建築確認申請という建ててもいいですよという許可をもらう際に使用部材の記入が必要となります。

しかし、瓦は国から建築基準法で燃えませんと認定されております。

他にも、コンクリートやレンガなども認定されてます。

詳しく知りたい方はこちらのブログも確認下さい

瓦の不燃材認定番号|三州瓦メーカー山平の瓦ブログ

 

住まいにはいろんな災害が起こる可能性があります。

火事も自分の家からの出火以外にも、もらい火事もあります。

それを防ぐためにも不燃材である瓦がオススメです。

だってうだつの歴史が証明してますもんね。